8月〈生活リズムから始める自律神経ケア〉
コラム
2026年8月1日
進学や就職、転職、結婚、出産・育児など、10代後半から30代は生活環境が大きく変化しやすい時期です。その中で、「疲れが取れない」「眠れない」「何となく調子が悪い」と感じることはありませんか?その背景には、自律神経のバランスの乱れが関係しているかもしれません。
自律神経は、健康を維持するために体の状態を自動的に調整する仕組みです。活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」があり、この2つがアクセルとブレーキのようにバランスよく働くことで心身の調子が保たれます。例えば、会議や面接などのストレス場面で心臓がドキドキするのは、交感神経が働き体を活動しやすい状態にしているためです。ストレスへの反応は体が状況に対応するための自然な働きですが、緊張状態が続き十分な休息がとれなくなってしまうと自律神経のバランスが乱れて、心身の不調につながることがあります。
自律神経が乱れる要因には精神的なストレスの他に、不規則な生活習慣や身体的ストレスなどもあります。また、スマートフォンやSNSの普及により、私たちは日常的に多くの情報や刺激にさらされており、昔よりも心身が休まりにくい環境に置かれています。
自律神経を整えるためには、日頃から生活リズムを意識することが大切です。朝は日光を浴びて朝食をとる、日中は適度に体を動かす、夜はぬるめの入浴やストレッチを行い、就寝前のスマートフォン使用を控えるなど、「朝に心身を目覚めさせ、夜に心身を落ち着かせる」というリズムを心掛けましょう。生活や仕事の都合ですべてを実践するのは難しいかもしれませんが、まずはできそうなことから少しずつ取り入れてみてください。不調への対処だけでなく、日頃から自律神経を整える意識を持つことが、健やかな毎日への第一歩となります。
